タイヤの重要性

 自動車は数多くのパーツから構成されていますが、その中でもタイヤは路面と接しているパーツであり、最も重要なパーツの一つです。

 マニアックではこの重要なパーツであるタイヤを多くのユーザー様にお届けして27年が経ちました。ここではタイヤの重要について改めて振り返ってみたいと思います。

 タイヤはどんな自動車にも装備されている、もっとも基本的なパーツであり、タイヤの選択、消耗具合はドライビングに大きな影響を与えます。しかし、その割には他の部位に比べ、あまり注目されていないのがタイヤです。そこで、タイヤについて基本的なところからご紹介させていただき、タイヤの重要性を再認識していただければ幸いです。

 

「タイヤ」の歴史はなんと5000年以上前から

 まずはタイヤの歴史についてお話しましょう。「タイヤの起源である車輪がいつごろから使われ始めたのかは、はっきりしていませんが、B.C3000年頃のシュメール人の遺跡から、車輪の付いたソリのようなものが描かれた壁画が発見されていることから、それ以前から使われていたと考えられています。

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 そして今から2000年前の紀元前のローマ帝国時代には円周に鉄の輪をはめ込んだタイヤなどが登場しました。以降このタイヤは、つい100年前まで一般的に使用されてきました。
「タイヤ」が大きな進歩を遂げるのは、1800年代に入ってからの事です。1867年にタイヤにゴムが使用されました。1900年代に入ると、ゴムの添加剤として「カーボンブラック」という物質がゴムに配合されるようになり、耐摩耗性が改善され今までの3~4倍寿命が伸びました。また、強度も上がり重量の重い乗り物に使用できるタイヤの生産が可能になりました。ちなみに、タイヤが黒いのは「カーボンブラック」がゴムに配合されているからであり、これ以前のタイヤは黒色ではなく、白色や飴色でした。

 

では、次にタイヤが果たす役割についてご紹介しましょう。
タイヤの重要な役割は以下の3点に絞られます。

 

「車両重量を支える」

自動車の車重を支えているのはタイヤであり、コーナー時やブレーキング時にかかる強力なGを支えるのもタイヤの重要な役割です。タイヤにはそれぞれ、どのくらいの重量を支えられるのか「タイヤ荷重(ロードインデックス)」が定められており、車輌重量に合わせたタイヤの選択が行われています。特に1ナンバー車両や4ナンバー車両は、定められたタイヤ加重を満たしていないタイヤを装着していると車検にも合格しませんので注意が必要です。

 

「駆動力、制動力を路面に伝える」

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自動車の場合、タイヤだけが路面との唯一の接点にですから、自動車の三大基本機能「走る」、「曲がる」、「止まる」は全て路面とタイヤとの摩擦力で成り立っています。ですから「ブレンボ」などの強力なブレーキを装備していても、タイヤがすぐに滑ってしまうようでは意味がありません。ブレーキ性能を最終的に決めているのはタイヤの役目だということをご理解ください。

 

「路面からの衝撃を和らげる」
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タイヤは路面からの衝撃を吸収してくれる役割も担っています。もちろん、衝撃吸収は主にサスペンションが活躍しているのですが、路面からの衝撃は最初にタイヤに伝わり、タイヤが変形することでも衝撃を吸収しています。
それからサスペンションで大幅に衝撃を和らげその後に車体に衝撃が伝わる構造になっています。ですから、衝撃の感じ方はタイヤの空気圧によって変化し、この空気圧を変えることによって、タイヤもサスペンションの一部となっています。タイヤは最も手軽に乗り味を変化させることができるパーツとも言えます。

 

空気圧の変化によるドライビングへの影響

空気圧を高くすると、以下のようなことが起こります。
1. ステアリング操作感がが軽くなる
2. 加速が良くなる
3. 剛性が上がる

そして極端に空気圧が高くなってくると
1. 車体がはねてしまう
2. 路面からの衝撃で突き上げが大きくなる
3. 車体がふらつきやすくなる

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では、次に空気圧が低いとどうなるのでしょう。主に以下のような点があげられます。
1. グリップ感が増える
2. ハンドルの抵抗が増える
3. タイヤの発熱が早く、クッションが良くなる

そして極端に空気圧が低くなってくると
1. ハンドルが極端に粘ってしまう
2. 車体の取り回しが重くなる
3. 発熱が多くバーストの危険性がある

空気圧が高すぎたり、低すぎたりすると大変危険です。空気圧を適性圧に保つことの重要性を改めてご認識いただけたのではないでしょうか。実は、タイヤの空気圧は自動車に乗っていなくても少しずつ下がってきます。ゴムは一見、水も空気も通さないように見えますが、分子レベルで見ると水は通しませんが空気は通しているのです。
タイヤエアー圧チェック
もちろんタイヤメーカーも努力しています。できるだけ空気の漏れを防ぐため、タイヤの内側に「インナーライナー」と言う、空気を通しにくい素材の物を貼り付けていますが、それでも少しずつ空気が漏れ、少しずつ空気圧が下がってしまうのです。そのため、空気圧の点検は最低でも1ヵ月に一回はチェックをしたほうが良いでしょう。マニアックでは、タイヤ(新品タイヤ)をお買い上げ頂いたお客様に空気圧の確認作業を無料で行っております。いつでもお気軽におこし下さい。

 

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